2010年11月6日

100万回生きたねこ


 学童では絵本の読み聞かせを行っていますが、この時は、私にとっては“趣味と実益”の時間です。子どもたちにどの本を読むのか?それを考えるのも楽しい時間です。

 そんな絵本との出会いは、大学に入ってから(中学生の頃は戦記物、高校時代は司馬遼太郎、浪人時代は三浦綾子ばかりを読んでいました)。実は私、大学時代、児童文学研究会というサークルに所属していました。エーッ、ホント!と言わないで下さいね(^_^;。

 そこで、先輩の影響を受け、中川学童通信名を『てだのふぁ』とするきっかけになった灰谷文学と出会い、そんな中絵本も手に取るようになりました。

 絵本、これは子どもだけではなく、大人のための本でもあると思います。古典と言われている作品や小説に比べると字数は圧倒的に少ないのに、絵本、その作品によっては、うまく表現できませんが…、人生を考えさせられたり、道しるべになったり。本当に奥が深いと思います。

 そんな絵本、数ある作品の中で私の10本の指の中に入る一冊、それが佐野洋子さんの『100万回生きたねこ』です。

 その佐野さん、5日に72歳の生涯を閉じられました。ご冥福をお祈りいたします。

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