2013年2月26日

ステキなミッション

 ステキなミッションを続けている友人がいる。そのミッションとは…。
彼女の仕事は学校事務。
もう何十年も給与明細の袋に、“彼女”のメッセージを入れて職員の皆さんに渡しているという。十数年前のことになるだろうか、それを見せてもらったが、季節の移ろいを伝える言葉と共に添えられたメッセージに、心が和んだこと、今も覚えている。
 茶封筒に入った無機質な明細と共に手にする、一筆箋を手にした先生方をはじめとるする職員の皆さんは、きっと、季節でいえば春を感じることができるであろう。
 私は学童保育所指導員であり、給与計算は行わないが、グループ学童指導員の皆さんのタイムカードをまとめて、担当者に渡し各自の明細(給与)を受け取る。そしてそれを皆さんにお渡しする。
 
 
 
 このポジションを職権乱用し(^_^;、数年前から、前述・彼女のステキなミッションを真似している。
 きっかけは大量にいただいた封筒。その封筒に、その時々のトピックや、行った行事のコメント、出会った本の紹介等をプリントし、これに会計担当から受け取った明細を入れ、グループ学童・指導員の皆さん、単発の学生アルバイトさんも含めると、3学童約20名へ。
 先月・1月分支給の時は、一ヶ月前は体罰問題がメディアを賑わしていたので、中山 芳一氏著作の本を紹介し、以下のメッセージを添えた。
 
  『何かの講演会などで手に入れられたのでしょう、ある保護者が「これいいですよ」と、この本を届けて下さいました。さらに「シャリバンは(わかっているから)もういいけど、(学生さんなど)他の皆さんに」と▼とんでもない、私もまだまだ。ただ安全に見ているだけでない学童保育。そういった意味で、この本は多くの指導員の皆さんに、手にとっていただきたい一冊です▼大阪の桜宮高校、愛知の豊川高校等の部活動の問題。その中での出来事。部活、それは狭い空間であり、そのことにおいては学童にも通ずるところがあります。だからこそ私たちは実践の振り返りを、常に行わなければならないと思います。体罰こそありませんが、子どもたちに向き合うときに力業を用いていないか(現在の私の課題は○年生男子・○○にどう向きあい関わるか?です)?▼本書については、研修費として合同委員会の財政から支出することができると思うので、必要な方は今週中にメールにてお知らせ下さい。
 ★年度替わりを機に、新年度・継続勤務に困難などがある場合は、早めにお知らせ下さい。それでは、本年もよろしくお願いします』
 
 この、
「シャリバンは、もういいけど…」
しかし、その保護者からは私たちに対して、
「経験主義に陥るな」
とのメッセージが。
 きっと、そんな警鐘が。
 
 さて、まもなく2月分給与支給日。
今月はどんなメッセージを…。


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