2012年3月16日

to Sky Course!-卒所旅行・二日目-

 今年度の卒所旅行はスキー体験ということで、しかし今回、生まれて初めてチャレンジするというY斗がいたことから、どうなることかと心配していましたが、その心配は杞憂に終わりました。一言で言うなら、
「さすが、6年生!」
 今まで蓄えてきた力、学童で培ってきた力がベースにあるから、二日目のお昼には、経験のあるK樹・T貴と共に最上頂・スカイコースで滑ることもできるように!そんな初めての体験、心地好い披露と共に滑走する感覚が帰りの車の中でも残っていたのでしょう。Y斗は、フロントガラスから道路が流れる様子を見ながら、
「スキーで滑っているみたい」
と、何度も言っていました。
標高1,900m スカイコース

     6年 Y斗
 あのね、卒所旅行でスキーに行った。はじめは、悪魔のがけではこけてばっかりだったけど、シークレットAコースに行くにつれて、うまくなっていった。はじめのだんかいではしんじられなかった。当分スキーは行きたくないけど、来年、行きたい。

―はじめのだんかいではしんじられなかった…、初日に右も左もわからない中、初心のスクールに入っていたことからすると、まさにこれはY斗の実感でしょう。
 スクールについては、三人ともそれぞれのレベルに応じて、別々のクラスに入りました。スキーについては経験があり、一歩抜きんでているT貴は、学童で低学年の子にしてやるように、スクールで教えてもらったことをY斗にレクチャー。こうした光景は本当に微笑ましです。
 右下の写真、ここがY斗が思わず名付けた“悪魔のがけ”(笑)。最初は本当にビビリまくっていました。しかし、三人で最上頂へ行くという目標があったので、ここで数本練習し、スカイコースへのチャレンジ&クリアーとなりました。
 さて、こうした特別な取り組み、例えば今回ならスキーですが、彼らにとってはある意味その内容はどんなことでもOKなのだと思います。一緒に同じ時間と空間を共有する…、このことが彼らにとっては何よりも魅力的なのではないかと思います。


初日、3月10日↑は霧が濃くゲレンデ上部は視界0。
しかし二日目・3月11日は最高のお天気に!
上の写真と下の写真は同じ場所ですが、
彼らの後には美しい御嶽山が(#^.^#)!
 だから帰りの車中での会話などは、面白かったですよ。学校での、特に部活での悩みを話すK樹に、Y斗がぶっきらぼうだけど真剣に応えていたり…。さらに話しはこれから3年生が取り組む三宅島太鼓のことになり、まだ練習が始まっていないのに、6年生の大地の舞で誰が一番太鼓をやるのか?といったことについても。
「○○はキレイだけど、力が弱い…」
「○○は上手いけど、(姿勢が)高くなりそう」
「○○も上手いけど、すぐあきらめるからな…」
「○○はできるけど、(途中で学童)やめちゃいそうだし…」
…と。こうした話しからは、彼らなりに日々の生活の中で、学童の弟たちのことを見てくれていることがわかりとても嬉しく思いました。ただ、一緒の場所で過ごしているのでは、確かにつながっているのです。
 最後に余談ですが、卒所旅行に持って行き余ったお菓子、
パイの実としみコーンを彼らは、
「おやつに、だしゃぁ~」
と助手席に置いて行ってくれました。その時、Y斗は、もう一言、
「パイの実、自由買いで10円で売れるでしょ!」
 体の隅々まで、学童生活が
“染みコーン”でいるのですね(笑)。今回のスキーの様子、卒所式の時、動画で見てもらうことができれば…と、思います。
 また一つ大きな節目を越えた6年生のT貴とY斗。そんな二人の学童での節、あとは卒所式を残すだけになりました。
《What's 自由買い?》
 週に一回のおやつTime。毎週木曜日は上級生が学童内でお店を開き、そこで自分の好きなおやつ(お菓子)を買います。そう、学童内に駄菓子屋さんが登場するのです(#^.^#)。買い物にあたっては、本物のお金を使います。

2012年3月10日

明日は晴れるかな?-卒所旅行・一日目-

 ただ今、3月10日(土)22:15。ほんの少し前、隣の子どもたちの部屋から聞こえてきた話し声はもうなく…。当然、疲れたのだろうな(#^.^#)、もうみんな眠りの中に-。
 学童保育所に6年間在籍したお友だちは、その記念に卒所旅行を行います(一泊二日)。その目的地は当該年度の人数や男女比によって適宜対応。今年度は対象が男子3名で、子どもたちの希望からスキー体験を目的に、長野県のきそふくしまスキー場に来ています。
 今週中盤の天気予報では今週末は雨とのことで、今回の企画については随分心配しましたが、誰の行いが良かったのか(^_^;?、無事、実行できています。この時期この地方のゲレンデは、アイスバーン&シャビシャビといった状況になる傾向が多いのですが、天気が崩れたことが幸いし、昨夜雪が降ったこともあり特に問題はありませんでした。
 ただ、天気が崩れていたこと、これは事実であり、スキー場コースの上へ行くほど霧が深くなり、最上頂は視界0でした。
上の写真と同じ場所です。

 もちろん、今日は子どもたちをここに連れてくることはできませんでしたが、明日は天気が回復する中、非日常的な体験をさせてあげることができればな…と。
 場所は違いますが、明日晴れるとこの後には荘厳な御嶽山が!


明日は、晴れるかな?晴れてほしいな。

 ちなみに宿泊はスキー場から5分程度のところにある民宿『黒川荘』さん。
 築280年という趣のある、しかし古い建屋です。ただ、中は改装もされていていると共に清掃も行き届いていて、ここはとても良い宿です。

2012年3月4日

春キャベツ

 あれから10日あまり。
晴天の霹靂の出来事から今日まで、かつて経験したことのない、またおそらく二度と行う事はないであろう仕事をしてきました。
 本来なら、この時期は“卒所生送り出し&新入所児童受入れ”モードに突入しなければならないのですが、この二つのことは二の次に-。
 こうした中、今日は束の間の休息で、スタレビのコンサートに出かけました。
 スターダストレビュー…、特に思い入れがあるグループというわけではありませんが、リーダー・根本 要さんは小田和正さんが毎年行っている『クリスマスの約束』で、ここ数年はほぼ毎回セッションしており、小田さんとのコラボは私のお気に入りの一つ。根本さんのハスキーボイスが奏でるハーモニーと共に、小田さんが彼にからむMCは面白く、そこで今回のコンサート遊山となりました。
 そんな初めてのスタレビ・コンサート、今回は30周年記念ということで『30周年30曲』がテーマ、そう、4時間30曲の怒濤のライブでした。サポートメンバー以外、全員50才をこえているのに、そのステージは実にパワフル!そして、メンバー4人全員がメインボーカルでもおかしくないそのコーラスの美しさは絶品!
 そして期待していたMCは、ここはバラエティのイベント会場(#^.^#)?と思うぐらい、スタレビ・ビギナーでも楽しむことができるものでした。また、リーダー根本さんはじめメンバーの皆さん実に腰が低く(ファンを大切にしているのでしょうね)、曲間のお辞儀は実に深く長く、これもまた今日のカンドーの一つに。
 さて、スタレビ・ビギナーであるため、ほとんどが初めて聴く曲でした。だから、多くの曲が新鮮に胸に響きました。そんな中で今日紹介したい曲の一つが『春キャベツ』

    大丈夫だよ 怖がらないで ほんの少しだけ
    人と違う君をわからず 戸惑っているのさ
    感じること 考えていること 歩くスピードだって
    人それぞれだから 誰もが認め合って暮らしている

    心配ないよ これ以上 君が傷つくことはない
    色鮮やかな 春キャベツのように
    光をあびて 雄々しく生きよう

 私たちが、子どもたちに伝えなければならないことですね。


 最後に、2月22日にリリースされた『Magic~手をつなごう~』、これは子ども達と歌って行きたいな…と。


 束の間の休息、本日・3月4日(日)は『第29回 あいち学童保育研究集会』、8:00には開催会場南山高校・男子部です。
 当日、飛び入り参加、もちろんOK(#^.^#)!です。