2013年7月21日

明日から、夏休み!


 海開き、山開き…など、
これは本格的な夏の訪れを告げる、季語であり、私たちの学童にもオリジナルが。
それは近隣保育園の「夏まつり」。
 そう、これが終わるといよいよ夏休みに!そしてこの夏まつりで、今年度も子どもたちは、
ロックソーランとEXILEのRising Sunにのせたケン玉ダンスで躍動!子どもたちの一生懸命な姿に、会場には温かな、そして穏やかな感動の輪が広がった。
 実際、子どもたちが演じている時、イキイキと演じている卒園児の姿に、
「涙がでてくる…」
といった保育士さんの声も-。

 同時にこの夏まつりでは、保護者の皆さんは、子どもたちの生活環境を少しでも良くしようと、模擬店を出店する。
コチラも、今回も多くの参加があり無事終了。
“無事終了”と記してしまえばそれで終わりだが、しかしこの四文字の中には、中心になって事を進めて下さっている、役員の皆さんと、学童マジックから“足をつっこんじゃった”皆さん(#^.^#)のご尽力が。

 これには、感謝の二文字しかない。
 感謝といえば…、
今回の事業活動後に会場から持ち帰ったゴミ。これも多くの方が分担して持ち帰って下さり、今日、学童前には一袋も…。

明日から始まる怒濤の40日間(^_^;。
でも、その先には、子どもたち一人一人の確かな成長が-。



2013年7月1日

イバショ

名駅からの帰り道のできごと。
地下鉄移動するときは、
最寄り駅より一つ先で

乗車するか、
一つ前で下車するか?を

心がけている。
今日は一つ前で下車し、
いつも子どもたちを引率する

公園前を通って職場へ。

するとその公園には、
Aさん親子と一緒にあそぶKくんの姿が。

「(一緒にあそぶために)待ち合わせたの?」
Aさんからは、
また、そのお子さんからは、
待ち合わせたことではないことと、
少し前はHくんとTくんもいたことを聞く。


みんな、約束はない。

ココニクレバ、
ダレカニアエル…。


公園の中にわずかにできる日陰で、
一つのボールを使ってあそぶAさん親子と、
彼らしい屈託のない笑顔を見せているKくん。

今、学校、そして学童でも出口の見えない
迷路の中に入ってしまっているようなKくん。


ココニクレバ、
ダレカニアエル…。


君のイバショ、
ここにあるよ。

2013年6月23日

沖縄慰霊の日に

今日は、沖縄慰霊の日。
今年2月に沖縄旅行を行った時の体験で、まだ伝えていなかったことは、今日伝えなければならない。
 この時は家族旅行であったものの、何故か(^_^;、平和祈念公園からは別行動に。従って、レンタカーは家族が使うため、琉球バスで那覇空港に戻る途中、時間的に“外観だけでも”と立ち寄ったひめゆり平和祈念資料館。

 しかし、導かれたものがあったのだろうか?

 短時間でも…と、資料館に入る。そしてそこで、偶然にも、当日18歳だったという、87歳の語り部・宮良るりさんの話しを伺うことができた。

「(同級生)45名の中、今は二人しか生きていない。友達がいないことは、本当に寂しく残念です」

「過去を知ることは大事。それを次の世代にバトンタッチしたい」

「(バトンを受け取ることを)皆さんにお願いしたい」

…など、訥々と語る、ひめゆり部隊生き残りの語り部。きっとご覧になってきたであろう地獄とは、正反対の穏やかな語り口に胸が熱くなる。

 そんな宮良さんは、幾度となく
「来てくれてありがとう」
と。

 皆さんからのバトン、微力ながらも確かに受け取っています。どうか、いつまでもお元気で-。

 沖縄慰霊の日に。

p.s.“ひめゆり そば”のネーミング、なんかなぁ(^_^;…。
   資料館前の所狭しと  派手なTシャツなどを並べているお土産店など。
   ここは観光地ではないと思うが…。
   *もちろん否定はしていません。

2013年6月15日

キャンプ下見

 朝新聞を見ると、三重県方面の午後3時以降の降水確率は40%。思わず日和りそうになったが、それまでに下山すればと、
予定通りキャンプの下見に行く。
 下見の一番の目的、それは登山道と時間の確認。
中川学童のキャンプでは、庵座の滝ハイキングが恒例となっているが、大所帯になる中、年々時間がかかると共に安全なハイクを実現するための労力が大きくなってきた。過去最高の在籍児童数となった今年度、このことはこれまで以上に、きっと大きな問題に-。
 そこで、高学年の取り組みを一段高いものにし、人数を分散させ
ることによってこの問題の解決をはかることを検討。その高学年の取り組みが、庵座の滝をさらに登ったところにある釈迦ヶ岳、そこへの登山である。

庵座の滝。ここまでは私の足で20分

 久しぶりの釈迦ヶ岳。25年ぶりぐらいだろうか?
登るにつれ昔の記憶が少しずつ戻ってきたが、ラストアプローチの急登には、
「こんなにも険しかったんだ…」と。
登山口から庵座の滝を見ながら、途中休憩&写真撮影(#^.^#)の20分を含めると、釈迦ヶ岳までは私の足で1時間30分。
 約20人を引率してのこの登山。安全確保はもとより、所要時間をどう読むか?キャンプの一番の思い出として、また、行いたいこととしてハイキングをあげる子が多い中、さて、どうしたものか?

そして下山。
ルートは釈迦ヶ岳ラストの急斜面を避け、尾根づたいに猫岳を経由し羽鳥峰から朝明へ。

10:00に登山道に入り14:00には千草の水車小屋辺りに到着。幸いにも、雨はここで降り始める。


 釈迦ヶ岳登山、どう判断しよう?

 ちなみに、今日も下山後は、こんなお楽しみが(#^.^#)。
 
 三休の湯さん、去年はここで貴重な出会いがあり、キャンプで『星空観察会』を企画することが出来た。お風呂もさることながら、ここはステキな空間である。

2013年4月10日

もう、ここに子どもたちの声は響かない…

 これは置いてくることはできない。
 30年前も、1年前も、そして昨日も今日と同じ、青空の下にある一つの場所。
 しかし、そこにはもう子どもたちの声は響かない。
 ここ名古屋市港区から、また一つの学童が…。
 2005年以来、これで7ヶ所目。
 なぜ?

 昨日、成章学童に残された最後の備品・テントを引き取ってきた。ちょうど自前で建てた倉庫の解体が行われており、そこに貼られていた、想いのこもった看板が地面に。
 みんなの想いがこもったこの看板、置いて来ることはできない。
 こうちゃんと皆から慕われていた、Hさん手作りの看板。
 2012年度、こうちゃんは
6年生になった我が子が一度も登所しなかったのに、学童に在籍し続けた。しかも行事などの時は常に陣頭に。

 子どもたちのための場所である学童保育所。しかし、そこは子どもたちだけの場所ではない。
 haruちゃんも相好を崩して言う。
「(我が子を学童に預けて)
こんな好い場所があるなんて、思わなかった…」

 


 この看板、
置いてくることはできなかった。


 その時がくるまで中川学童に。

みんな、本当にお疲れさま。

また、飲もう。

2013年3月11日

3月11日に…

 私の誕生日である3月11日は2年前から忘れることのできない一日に。
 そして今年もまた、そんな特別な一日がやってきた。
昨年の初夏の頃だろうか、中川学童保育所・HPの『Pray for Japan』を、上間綾乃さんのPV『声なき命』へリンクさせている。
 それは…。
昨年の新緑がまぶしくなった頃だろうか。この曲を初めて聞いたときは何ともいえない想いにつつまれ、脳裏には津波の映像が流れた。
 ただこれは沖縄・北谷町美浜の海が埋め立てられたときの衝撃を曲にしたものだという。
http://tidana.ti-da.net/e3849577.html

  『声なき命』
    作詞:上間綾乃
    作曲:伊集タツヤ

 
ずっと変らぬ景色を
願って 明日を夢に見る
この瞬間 壊れ行く世界
消え行く 言葉も音もなく

 
砂浜は波に溺れ
涙もすべて のみ込む

 
声なき命 あなたにささやく
何処に行けばいいの?

 
声なき命 切なる願い
聞いて この声を

 
きっと願い届くはず
見える 明日が未来が
生まれくる輝きに
気付いたの限りあると

 
声なき命 未来へつなごう
共に生きる為に


声なき命 気付いてほしい
聞いて この声を

 
きっと戻れると 明日を信じて
 
声なき命 未来へつなごう
共に生きる為に


声なき命 気付いてほしい
聞いて この声を

 
声なき命 未来へつなごう
共に生きる為に


声なき命 気付いてほしい
聞いて この声を


 しかし、この歌詞からも、きっと多くの方が同じ想いを抱くことだろう。そしてこの曲を聴くと、あの日のことを考える。

 あれから2年。
一向に進まぬ復興。
故郷に帰ることができない人たち。
原発の再稼働へ向けて動き出している国。

国は被災者の立場にたち、
国民の声を聞いているのだろうか。
 


 先月、沖縄を旅行したとき、その地に立ってみた。
埋め立てられる前、ここにはどんな風景が広がっていたのだろう?ここにどんな命が繋がっていたのだろう?

 ところで昨年の8月、
予期せぬ嬉しいハプニングがあった。ナント!生・上間綾乃を間近で見ることが(*^。^*)!また、そればかりでなく歌声も!


 8月26日(日)、豊田沖縄ふれあいエイサーまつり出演した上間さん。実はこの時会場へ出かけたのだが、パートナーとの時間調整がつかず、彼女のステージを見ることなく、後ろ髪を引かれる想いで会場を後にした。
 翌・27日(月)、港区子どもまつりの打ち合わせに、ユキヒロさんLiveへ行くと、そう、そこに上間さんが伊集タツヤ田代浩一さんと共に!
 台風の影響で飛行機が欠航し、名古屋に留まったとのこと。

 そして飛び入りLive!
プロ、そしてアーティストである三人
のセッションは本当に素晴らしく、暫し至福の時を過ごさせてもらった。
 
上間さんご本人は、華奢で、ジャケット写真以上に美しい方だった。


決して忘れてはならないこの一日。
声にならない声に気付き、
寄り添っていかなければならないと思う。
私にできることは、あの日のことを私の言葉で、
子どもたちに語り続けて行くことである。
 



2013年2月26日

ステキなミッション

 ステキなミッションを続けている友人がいる。そのミッションとは…。
彼女の仕事は学校事務。
もう何十年も給与明細の袋に、“彼女”のメッセージを入れて職員の皆さんに渡しているという。十数年前のことになるだろうか、それを見せてもらったが、季節の移ろいを伝える言葉と共に添えられたメッセージに、心が和んだこと、今も覚えている。
 茶封筒に入った無機質な明細と共に手にする、一筆箋を手にした先生方をはじめとるする職員の皆さんは、きっと、季節でいえば春を感じることができるであろう。
 私は学童保育所指導員であり、給与計算は行わないが、グループ学童指導員の皆さんのタイムカードをまとめて、担当者に渡し各自の明細(給与)を受け取る。そしてそれを皆さんにお渡しする。
 
 
 
 このポジションを職権乱用し(^_^;、数年前から、前述・彼女のステキなミッションを真似している。
 きっかけは大量にいただいた封筒。その封筒に、その時々のトピックや、行った行事のコメント、出会った本の紹介等をプリントし、これに会計担当から受け取った明細を入れ、グループ学童・指導員の皆さん、単発の学生アルバイトさんも含めると、3学童約20名へ。
 先月・1月分支給の時は、一ヶ月前は体罰問題がメディアを賑わしていたので、中山 芳一氏著作の本を紹介し、以下のメッセージを添えた。
 
  『何かの講演会などで手に入れられたのでしょう、ある保護者が「これいいですよ」と、この本を届けて下さいました。さらに「シャリバンは(わかっているから)もういいけど、(学生さんなど)他の皆さんに」と▼とんでもない、私もまだまだ。ただ安全に見ているだけでない学童保育。そういった意味で、この本は多くの指導員の皆さんに、手にとっていただきたい一冊です▼大阪の桜宮高校、愛知の豊川高校等の部活動の問題。その中での出来事。部活、それは狭い空間であり、そのことにおいては学童にも通ずるところがあります。だからこそ私たちは実践の振り返りを、常に行わなければならないと思います。体罰こそありませんが、子どもたちに向き合うときに力業を用いていないか(現在の私の課題は○年生男子・○○にどう向きあい関わるか?です)?▼本書については、研修費として合同委員会の財政から支出することができると思うので、必要な方は今週中にメールにてお知らせ下さい。
 ★年度替わりを機に、新年度・継続勤務に困難などがある場合は、早めにお知らせ下さい。それでは、本年もよろしくお願いします』
 
 この、
「シャリバンは、もういいけど…」
しかし、その保護者からは私たちに対して、
「経験主義に陥るな」
とのメッセージが。
 きっと、そんな警鐘が。
 
 さて、まもなく2月分給与支給日。
今月はどんなメッセージを…。