「きみのまちははれてるかな?」
と、誰彼ともなく語りかけたくなるような、そんな一日でした。
週末から帰省しており、実家から30㎞のところにある木曽ふくしまスキー場へ出かけました。なぜ突然スキーかというと…。学童に6年間在籍した子どもたちとの“記念&思い出づくり”企画、これを卒所旅行といい、今年の内容はスキー体験ということになりました。ただ、私自身スキーは丸三年やっていないので、今回はその前の慣らしということで。また、目的地が同スキー場であるためゲレンデ状況の確認、それも目的の一つでした。
さて、その久しぶりのスキーですが、もう40年もやっていれば身体に染みついているので、特別上手いわけではありませんが、だからといってヘタでもなく(#^.^#)、気持ちよく存分に滑ることができました。
木曽ふくしまスキー場はスキーヤーオンリーであると共にファミリー向きであり、初心の子でも安全に滑ることができるので、スキー体験の卒所旅行では3回ほど利用しています。そしてこのスキー場の一番の魅力は、ナント言ってもそのロケーション!
ぬけるような青空の下、360度の大パノラマはまさにパラダイス!
眼前にそびえ立つ御嶽山は言うまでもなく、
遠くは八ヶ岳連峰、南アルプス連峰、
木曽駒…、
そして乗鞍と…、
真っ白な雪をたたえた山々、そしてどこまでも青く深い空…、もうそれは本当に美しく、心の中でただただ、「ありがとう」
と。
こうした光景を前にすると、これをずっとずっと残していかなければ、子どもたちに残していかなければ…と。このとき私の口をついた歌、それは笠木透の『我が大地のうた』。
かもめどり 黒松 岩礁海岸 かつおどり 海つばめ うねる水平線
この国の 歴史を 知ってはいない
この国の 未来を 知ってはいない
けれども私は ここに生まれた けれども私は ここで育った
私がうたう歌ではない あなたがうたう歌でもない
わが山々が私のうた わが大地が私のうた
この曲との出会い、これは大学に入ってからですが、それはもう衝撃的でした。
私がうたう歌ではない あなたがうたう歌でもない
わが山々が私のうた わが大地が私のうた
このサビには、もうただただ泣けました。
君の君たちの時代に
光が曇らないように
幸せの種を
僕たちが植えておくから
そよ風が吹いて 小鳥がさえずる 何気ない毎日の風景
窓の外は朝日が舞い降りる 笑顔で「いってらっしゃい」
この美しい大地に、やはり原発は必要ありませんね。
…といったところで、オススメViewpointがたくさんある同スキー場ですが、私のイチオシはリフトから見るこの光景、
この日は、雲一つない時間もあれば、
このように薄い雲が緩やかに流れている時間も。
このように薄い雲が緩やかに流れている時間も。
これも本当に美しかった…。
ところで、今回帰省したもう一つの目的、それは先日、名古屋に出てきた際、母から
「暖かくなったら、いらないものを捨てに来て欲しい。軽トラで運んで欲しい」
との話しがあったから。何をどれだけ?その下調べもしなければならなかったからです。
母屋の裏にある築100年以上にはなるであろう旧家屋。母は、ここにある
「(何かあったら)私のモノはあんたたちが勝手に捨ててもらえばいいが、私の母や祖母のモノは、あんたたちにはゴミなだけで迷惑だから…」
今、自分で処分しておかなければ…と。
これはやがて訪れる受け止めなければならない現実ですが、しかし黙って頷くことしかできませんでした。
最後に、話しは前後しますが、スキー後、同町にある温泉・『四季の季節(とき)』で母と叔母と待ち合わせ、入浴後、叔母の家で叔父と久しぶりに一献酌み交わしました。ですから私の車は叔母の家に置き、夜になると真っ暗な国道を今年80になる母が運転する車で実家に帰りました。
9日(木)に母を名古屋に招いてからの週末、そしてこの連休、いい時間でした。
温泉は良かったのですが、
もともと脱衣所が狭いうえスキー帰りの人が寄るので、
その中はもう大渋滞!
直立不動で着替えなければなりませんでした(^_^;。
スキーの話題はテレビや雑誌で知ることができますが、身近な方からの報告にはどこか親近感があり、楽しさや自然の美しさを身を以て感じることができますね。
返信削除素敵な写真をありがとう。
イイナー。
卒所旅行。
一緒に行きたいくらいです。