2012年2月20日

きみが いま

 覚えているかな?
初めて君を小学校までお迎えに行った日のこと。
 君たちが校門を出た瞬間、
爽やかな風が駆け抜け、君たちのこれからを祝うかのように
桜の花びらが踊ったね。
君の瞳にその光景は、きっととても美しく映ったんだろう。
君は
「うわっ!」
と小さな歓声をあげて、とびっきりのキラキラ笑顔を-。


 あれからもうすぐ一年。
 
  この前、君にとって受入れたくない悲しい出来事があって、
泣きながら寝ていったということ、心配したお母さんが、夜遅くにメールで教えてくれたよ。
 でも君は朝起きると、お母さんが何も言わないのに、
「俺は(学童に)六年間通うから!」
と言って、お家を元気に出て行ったんだって(^_^)V!
 
my Little Boy,Boys…
 
たくさんの むちゅう
たくさんの いま
きみは いま、まいにちに むちゅうなんだね
 
さぁ、明日は、どんなワクワク・ドキドキがあるかな?
 

2012年2月12日

きみのまちははれてるかな?part,2

 昨日は、思わず
「きみのまちははれてるかな?」
と、誰彼ともなく語りかけたくなるような、そんな一日でした。
 週末から帰省しており、実家から30㎞のところにある木曽ふくしまスキー場へ出かけました。なぜ突然スキーかというと…。学童に6年間在籍した子どもたちとの“記念&思い出づくり”企画、これを卒所旅行といい、今年の内容はスキー体験ということになりました。ただ、私自身スキーは丸三年やっていないので、今回はその前の慣らしということで。また、目的地が同スキー場であるためゲレンデ状況の確認、それも目的の一つでした。
 さて、その久しぶりのスキーですが、もう40年もやっていれば身体に染みついているので、特別上手いわけではありませんが、だからといってヘタでもなく(#^.^#)、気持ちよく存分に滑ることができました。
 木曽ふくしまスキー場はスキーヤーオンリーであると共にファミリー向きであり、初心の子でも安全に滑ることができるので、スキー体験の卒所旅行では3回ほど利用しています。そしてこのスキー場の一番の魅力は、ナント言ってもそのロケーション!
 ぬけるような青空の下、360度の大パノラマはまさにパラダイス!
 眼前にそびえ立つ御嶽山は言うまでもなく、
遠くは八ヶ岳連峰、南アルプス連峰、
木曽駒…、
そして乗鞍と…、
真っ白な雪をたたえた山々、そしてどこまでも青く深い空…、もうそれは本当に美しく、心の中でただただ、
「ありがとう」
と。

 こうした光景を前にすると、これをずっとずっと残していかなければ、子どもたちに残していかなければ…と。このとき私の口をついた歌、それは笠木透の『我が大地のうた』

かもめどり 黒松 岩礁海岸 かつおどり 海つばめ うねる水平線
この国の 歴史を 知ってはいない
この国の 未来を 知ってはいない
けれども私は ここに生まれた けれども私は ここで育った
私がうたう歌ではない あなたがうたう歌でもない 
わが山々が私のうた わが大地が私のうた

 この曲との出会い、これは大学に入ってからですが、それはもう衝撃的でした。

私がうたう歌ではない あなたがうたう歌でもない
わが山々が私のうた わが大地が私のうた

このサビには、もうただただ泣けました。
 でもこれだけでは単なるオヤジの戯れ言なので(^_^;、無理矢理ファンモンの『未来の君へ』も頭の中で流しました(これは流すだけ、歌えない…(;.;))。

君の君たちの時代に
光が曇らないように
幸せの種を
僕たちが植えておくから

そよ風が吹いて 小鳥がさえずる 何気ない毎日の風景
窓の外は朝日が舞い降りる 笑顔で「いってらっしゃい」 

この美しい大地に、やはり原発は必要ありませんね。
 …といったところで、オススメViewpointがたくさんある同スキー場ですが、私のイチオシはリフトから見るこの光景、

青と白のコントラスト、この白樺くんたち、本当に美しいです。もしも木曽ふくしまスキー場へ出かけられる予定の方がみえましたら、ぜひ、探してみて下さいね(#^.^#)。
この日は、雲一つない時間もあれば、
このように薄い雲が緩やかに流れている時間も。
これも本当に美しかった…。

 ところで、今回帰省したもう一つの目的、それは先日、名古屋に出てきた際、母から
「暖かくなったら、いらないものを捨てに来て欲しい。軽トラで運んで欲しい」
との話しがあったから。何をどれだけ?その下調べもしなければならなかったからです。

 母屋の裏にある築100年以上にはなるであろう旧家屋。母は、ここにある
「(何かあったら)私のモノはあんたたちが勝手に捨ててもらえばいいが、私の母や祖母のモノは、あんたたちにはゴミなだけで迷惑だから…」
今、自分で処分しておかなければ…と。
 これはやがて訪れる受け止めなければならない現実ですが、しかし黙って頷くことしかできませんでした。

 最後に、話しは前後しますが、スキー後、同町にある温泉・『四季の季節(とき)』で母と叔母と待ち合わせ、入浴後、叔母の家で叔父と久しぶりに一献酌み交わしました。ですから私の車は叔母の家に置き、夜になると真っ暗な国道を今年80になる母が運転する車で実家に帰りました。

 9日(木)に母を名古屋に招いてからの週末、そしてこの連休、いい時間でした。

温泉は良かったのですが、
もともと脱衣所が狭いうえスキー帰りの人が寄るので、
その中はもう大渋滞!
直立不動で着替えなければなりませんでした(^_^;。















2012年2月9日

命のバトン

 2月9日(木)、今日はHilton名古屋でランチ・バイキング。
 エッ、平日に\(◎o◎)/!なんて声が聞こえてきそうですが、相棒指導員たちの協力を得て、今日は親孝行の一日に。
 JTN企画の
“<日帰り>SS席指定 コンサートチケットとランチバイキングのお得なツアー『新春演歌まつりとヒルトン名古屋ランチバイキング』 ”
に、叔母が氷川きよしの熱烈ファンであることから、また、普段無精ばかりなのでせめてもの罪滅ぼしに…と、本日、母と叔母を招待したのです。このツアー、一人10,000円と、これはおトク!とばかりに飛びついたのですがそこにはカラクリが(これは批判ではありません)。
 12月にパートナーと、同じくJTNが企画する日帰りバスツアー『あつあつ焼き牡蠣食べ放題』に出かけた経験から、このツアーもこれと同じようにバスに乗ればdoor to doorかと思っていました。しかし、実際はランチの予約、そしてHiltonからコンサート会場までの移動は申し込み者自身で行うという、ちょっと不親切(^_^;なもの(その情報を見落としていたのですね)。だから極端な話し、ランチの予約が遅くその日にとることができなければ、ランチは別の日に…なんていう事態にも!
 さて、この企画のメインディッシュであった『新春演歌まつり』ですが、やはり移動は手間なので、最初母たちは、立派なHiltonを見上げながら(#^.^#)、
「同じ場所でやってくれれば…」
と困惑していました。しかし、いい席でしっかりと氷川きよしを聴くことができたようで(数名の演歌歌手によるコンサートであったため、氷川きよしは1、2曲歌うだけの客寄せパンダ?と心配していましたが、それは要らぬ心配でした)そうした手間を差し引いても、きっと満足してくれたのでは、親孝行になったのでは…と。

 ただ、これは自己満足かもしれませんね。
親孝行したいときに親はなし
母が望む一番の親孝行はこうしたことではないのでしょうが、確実に減っている時間の中、今はできることをできるだけ…。

 ところで、コンサート中私が何をしていたかって?14:13に伏見を出て母と叔母を笠寺の日本ガイシホールへ送ると、ダッシュで名駅に戻り 映画『麒麟の翼』を鑑賞。そして18:00には再び日本ガイシホール前に(我ながら、鮮やか(#^.^#))!
 こうして針の穴に糸を通すようなスケジュールで鑑賞した『麒麟の翼』、これはオススメMovieの一本に。父子関係も問うているこの作品、今の私には痛いテーマですが、静かに子を想い自らの命を賭してもメッセージを発信したもう一人の主人公・中井貴一 演じる青柳、いい映画でした。

 どれだけ親のことがわかっているのか?きっと私も同じだったのだろうなと思います。
それは、
「今の若いヤツらは…」
と一緒で、きっとそうして命がつながってきたのでしょう。
 普遍的な一番の親孝行、それは命のバトンを渡していくことかな。

 最後に余談ですが、日帰りバスツアー、これは呑兵衛にはクセになる企画です。なぜって?それはもちろん、バスに乗った瞬間からプシュ!ができるから(#^.^#)。それにしても牡蠣を焼く光景、豪快でした。

2012年2月7日

うまれる

 去る2月4日(土)、学童の子どもたちと映画『うまれる』を鑑賞した。
感想は、その一番はより多くの方にすすめたいということ。そしてこの作品が20年前に創られ出会っていたなら…ということ。
 本作は、
“赤ちゃんは親を選んで産まれてくる”
という胎内記憶をベースに4組の夫婦のそれぞれの「うまれを」をドキュメンタリーで描いている。その一組・伴夫妻の出産を迎えるまでの様子と穏やかな表情に、私自身の子育てを振りかえると、当時、私はどんな顔をしてどんなふうにパートーナーに向き合っていたのだろうかと。子どもが授かった時から子育てが始まるという、そんな当たり前のことがその時はわからず、きっと彼女に大きな負担を…。
 そしてとりもなおさず、私を選んで産まれてきてくれた我が子たち(きっと、パートーナーを選んだのだろうな(^_^;)。私は彼らの父親になり得ているのだろうか?誇れるような生き方ができているのか?
 4組の夫婦のそれぞれの「うまれる」は、命の荘厳さと共に今も深く胸の中で響いている。

『うまれる』上映のご案内
と き:2012年2月26日(日) 開場12:30 / 開演13:00
ところ:西文化小劇場(名古屋市西区)
 さて、今回子どもたちと鑑賞するにあたって、この映画をより身近に感じることができるようにと、出発前に絵本『うまれてきてくれて ありがとう』の読み聞かせを行った。しかし映画については、ドキュメンタリーということで語り部分も多く、低学年の子どもたちには、ちょっと難しかったかな。だから、これから彼らが大きくなっていく中で、今回の時間と映像が何かの折りに記憶のどこかでフラッシュバックされればいいなぁ…と。
 ちなみに、絵本『うまれてきてくれて ありがとう』は、映画『うまれる』と同じ胎内記憶がテーマになっている(なっているのでは)。この絵本も、オススメだ。

 かみさまに
「うまれていいよ」っていわれたボク
いろんな動物にママの居場所を聞きます
そして、まんまるおつきさまのよる
ボクはママをみつけておなかの中へ
ボクが言ってもらいたかった言葉
それは…