2010年7月10日

心の中のヒマワリは…


 ピカピカだけど殺風景な保育室に子どもたち一人一人の
「ヒマワリを咲かせよう!」
と、仰々しく始めた(^_^;この取り組みですが、そのヒマワリの発芽、そして生育は両極端となっています。芽が出て日ごとに大きくなっている子、逆に、未だに芽が出ない子…。
 こうした中にあって、Kちゃんのヒマワリは順調、順調(#^.^#)!今一番大きくなっています。しかし、そんなKちゃんの学童生活はというと、決して順調ではありません。Kちゃんの中で学童という場所が、ヒマワリの芽のようになかなか大きくなりません。
 2010年度、中川学童には3小学校から15名(昨日からさらに1名入所したので16名!)のお友だちが入所しましたが、N小からはKちゃん一人。一緒に通うことができる同じ学年のお友だちが居ないこと、このことが大きいのかな。学童に来てしまええば、お友だちとしっかり交わり、私たち指導員にも絡み、思いっきりKちゃんWorldを展開しているのに、週に3日の登所日もお母さんに早いお迎えを-。従って、親元を離れての外泊経験がないことの不安もあったのでしょうが、先日のお泊まり保育もKちゃん一人だけ参加することができませんでした。
 学童への関わり、そして利用の仕方はそれぞれの家庭のポジションがあっていいと思います。しかし、指導員の欲目としては、入所した皆さんは親子共に学童を好きになってほしいなぁ…と。ヒマワリの花が咲く頃、Kちゃんの心の中にも学童という花が大きく開いているといいなぁと思います。また、そうなるよう関わって行きたいと思います。
 ところで、そんなKちゃんのこと、その下校の時の様子をK基くんの叔母さんが見ていてくれて、その時は一緒に帰る学童の2年生の男の子三人の後ろをトボトボ歩いていたように見えたようです。そんな話しを聞いたK基くんのお母さん・Nさん、このことをK基くんに話してくれたそうです。K基くんたちが、しっかりKちゃんの面倒を見てあげなければ…と。そう、K基くんが1年生tの時は、当時2年生だったM加ちゃんが甲斐甲斐しく彼らを見てくれていました(M加ちゃんも同学年通所児童一人という中で通い続けています)。
 この報告をNさんから聞いた私は、翌日、相棒指導員に下校の様子をチェックしてもらいました(刑事?探偵?のようにこっそり後をつけてもらいました(#^.^#))。するとその日は一人お休みすることになっていたので、三人で仲良くしりとりをしながら楽しそうに歩いていたとのこと。
 このエピソード、共同の子育てをしている学童ならではですね。
 楽しいこと、嫌なこと、子どもたちの生活の中には色んなことがあります。マイナス面だと感じることも実はマイナスなことばかりではありません。しかしプレス面を大きく膨らませて行くことができるといいですね。
 ヒマワリ、いつ咲くかな?

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