
しかし、一番の問題は原発問題に対してこれまで警鐘を鳴らしていた方達が居たのにも関わらず、私を含め多くの人が真摯に向き合ってこなかったことである。
こうした中、二週間前・映画『カリーナの林檎~チェルノブイリの森~』を観た。監督に対しては様々な所見があるが、この作品は、ぜひ多くの人に観てもらいたい。映画は全編を通し、淡々と流れているが、そのことを日常生活と重ねるとそれがどれだけ大切なことなのか?当たり前のように朝がきて、自分の大切な人と「おはよう」の挨拶を交わす。しかし、それはいとも簡単に壊れてしまう。
「チェルノブイリには悪魔のお城があって毒をまきちらしているんだよ」
「かみさまはどうしてあくまをやっつけてくれないんだろう…」
と、カリーナはみんなを助けるために悪魔のお城へ(公式HPより)。
これ以上、悪魔のお城を増やさないために、今、私たちが行わなければならないことは?
学ばなければならない、そして、具体的な行動に-。私たち一人一人がカリーナになってお城に向かうことで、きっと何かが変わるだろう。…いや、変えなければならない。