2010年12月2日

『雨の日と月曜日は』『塾の日と木曜日は』

 私が洋楽を聴くきっかけとなったのはカーペンターズ。小学校高学年の頃だろうか?今振り返ると笑い話だが、当時、子ども心にもビートルズの『Yesterday』は有名でそれを聞いてみたく、しかし何を思ったのかレコード店で手に取ったのはYesterday違いである、カーペンターズの『Yesterday Once More』(^_^;。しかしこの曲の明るく軽快なメロディとカレンのボーカルに魅せられ、カーペンターズ・ファンに。
 よくクラスの男子で集まり、
「誰が好きか?」
なんて話しをするときなど、もちろん当時の意中の子の名前なんて恥ずかしくて言うことができず、そんな時は決まって、
「カレン」
と答えていた。
 そんなカーペンターズの数ある名曲の中で、私が一番好きなのは『雨の日と月曜日は』だ。イントロがハーモニカで始まる哀愁を帯びたこの曲のメロディラインは本当に美しい。
 さて、何だか回りくどくなったが、今、私が好きなのは『塾の日と木曜日は』である。一ヶ月ほど前から週に一回、木曜日、娘を塾に送り迎えしている(パートーナーに直訴した(^_^;)。片道15分程度ではあるものの、この時間、私にとっては本当に貴重である。他愛もない話しをしながら、しかしそんな中でも娘の成長を感じることができると共に、“ダメ親父”であっても、まだ娘とつながっていることが実感できる。
 そしてそんな時に思い出すのは、保育園の送り迎えをしていたときのこと(写真:2001年10月)。当時は必死で、お迎え時渋滞に引っかかろうものなら、そんな時は泣きたい気分に。しかし、今思うとそんな時間、悪くはないなぁ…と。子どもが大きくなるにつれ、留守番一つとっても子どもが一人でできることが一つずつ増えて行くと、親の出番は一つずつ減って行く。
 私も19の春から家を出ているので、それ以降両親と過ごすのは特別な事情がない限り年に2,3回。両親はそんな私にどんな想いを抱いていたのだろう。
 今なら少しだけ、わかる気がする。
 さて、昨夜はパートーナーが忘年会であったため、また、職場を出たのが19:00過ぎであったため、娘の塾が終わって迎えに行ってから夕食を準備し、22:00前に遅めの夕食。ファッションのこと、音楽のことを話しながらの一時…、あとどれくらいこんな時間を持つことができるのだろうか?
 改めて、『雨の日と月曜は』を聴きながら、『塾の日と木曜日は』をかみしめる。

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